こんにちは。大阪府八尾市の陽だまり鍼灸整骨院 院長の森川です。
今回は20代でも起こる膝の痛みの意外な原因をテーマにお話しさせて頂きます。
もし、20〜30代で膝の痛みが気になっている方は、最後までご覧ください。
20代の女性が左膝の内側を痛めたお話し
先日、20代の女性が左膝の痛みを訴えてご来院されました。
「2日前に仕事でしゃがむ動きを何度もしていて、急に左膝がピキっとなり痛くなったんです」
その様に仰ったその患者さんは、アパレル関係のお仕事で服の入れ替え作業をしている時に、しゃがむ動作を何度も行った結果、左膝を痛めた様でした。
それまで膝を痛めた経験は一度もなく初めての痛みで不安になり、インターネットで検索し、当院を受診されました。
膝の変形が無いかも心配されてましたので、何故その様な心配が有るのかをお尋ねしたところ「祖母の膝が変形していて痛そうにしているのを見ていたので、私もそうならないか不安になったんです」と仰りました。不安そうにされていたので、まずは変形が無いか確認しましたが、外観で分かる様な大きな変形は無かったので、それをお伝えしたところホッとされていました。
それに伴い、今回の膝の痛みは何が原因なのか調べる為に、いくつか検査を行ってみました。
そこで、膝の痛みに繋がりそうな気になる所を見つけました。
それは足首の硬さでした。
膝の痛みは足首の硬さが原因だった?
検査では痛めた所を押すと痛みが出るといった、膝自体の問題もありましたが、それに加えてしゃがんだ時の左の足首が硬い為、膝を捻った形でしゃがんでいる事が分かりました。
足首の硬さが有ると、しゃがんだ姿勢をする時に踵が浮いた姿勢になります。
その為、バランスが不安定になり膝がそれを補おうとして力が入り、捻った姿勢となってしまいます。
それが膝へ大きな負担となってしまいました。
今回、その状態で何度も動きを繰り返した結果、負担を負った膝を痛めたと考えられました。
恐らく、膝の痛みは無理をしなければ軽快していくが、足首の硬さが有るので同じ事をすると、また痛めるリスクは高いですよとお伝えした所、患者さんも足首の硬さで膝を痛めるなんてと驚かれていました。
足首を柔らかくして膝の痛みを予防
この患者さんの様に、足首が硬いという方は結構多いのです。
それは、生活様式が欧米化している事が原因と考えられます。
例えば和式トイレでしゃがむ事が出来ないというのは聞いた事がありませんか?
昔は普通だった動きでしたが、今はしゃがんで用を足す事が無くなったのも足首が硬くなる原因になります。
◎実際に足首が硬いと、この様に踵が浮いてしまいます。
◎本来はこの様に踵が着いても楽にしゃがめるのがベストです。
ですので、今回は足首の硬さを解消する為に、ふくらはぎの筋肉の柔軟性とスネの筋肉のコリを解消させる方法をお伝えします。
①スネの筋肉のマッサージ
足首を曲げる時にスネの筋肉は縮こまろうとします。この時に、筋肉にコリがあると縮む事が出来ずに詰まった様な感覚になります。まずはそれを解消させましょう。
写真の赤丸の辺りを気持ち良いと感じる程度の強さで1か所10秒ずつ押してみて下さい。
②ふくらはぎのストレッチ
スネの筋肉とは逆に、足首を曲げる時にふくらはぎの筋肉は伸びようとします。しかし、柔軟性が無ければ筋肉が伸びずに足首が曲がりません。
ですので、ふくらはぎの筋肉を伸ばして柔らかくしていきます。
1、写真の様に伸ばしたい方の足を伸ばし、爪先にタオルを引っ掛けます。
2、引っ掛けたタオルを手前に引っ張ってふくらはぎの筋肉が適度に伸ばされたら30秒程止めましょう。
この2つを日々行う事で、足首が柔らかくなり、結果的に膝の痛み予防に繋がります。
まとめ
・膝の痛さは足首の硬さが原因で起こる事もあります
・足首を柔らかくする為に、マッサージとストレッチでケアをしましょう
膝の痛みが有って踵を着けたまましゃがめないという方は、是非やってみて下さい。
それでも改善しない場合は、近くの信頼できる治療院に早めに受診して下さい。
当院が近所であれば、早めにご相談の電話を頂ければと思います。
(監修:柔道整復師 鍼灸師 森川伸弥)
陽だまり鍼灸整骨院のLINE公式アカウント
ご登録でご予約やお問合せが可能です
↓ ↓ ↓ ↓
《診療時間》
月・火・木・金 8:30~12:30 16:00~20:00
水・土 8:30~13:00
日曜休診 祝日不定休(ホームページ内ブログにてお知らせ致します)
《料金》
6,600円
初診・再診 +1,650円
再診は最終通院日より3カ月後から発生致します。
《予約電話番号》
072-941-7720(診療時間中のみ)
完全予約制
《住所》
大阪府八尾市教興寺5-198