皆さんこんにちは。大阪府八尾市の陽だまり鍼灸整骨院 院長の森川です。
今回は腰痛や坐骨神経痛の原因となる反り腰についてを2回に分けてお話しさせて頂きます。
「自分は反り腰なんじゃないか?」といった疑問から「私の腰痛の原因ってなんだろう?」という方まで最後までご覧になってみて下さい。
反り腰ってどんな状態?
そもそも反り腰ってよく聞くけれど、どんな状態なのか?と疑問をお持ちの方に、まず反り腰ってどんな状態のものなのかご説明していきます。
本来、腰の骨(腰椎)は背骨の下から5個目までの骨の事を言い、その骨が積み重なって腰を作っています。
その腰椎は、横から見た時に少し前に湾曲しています。
これによって腰に掛かる体重などの重みを、前後に分散させて筋肉への負担を減らしているのです。
しかし、その湾曲が通常よりも大きくなる場合があります。
これが反り腰と言われる状態です。
こうなると、常に腰を反った状態になりますので、筋肉や骨に負担が掛かってしまいます。
その結果、腰痛や坐骨神経痛などの原因となってしまいます。
ちなみに反り腰の見た目は、腰が反っていると言うよりも、お尻が出ているいわゆる「出っ尻」に見える場合が多いです。
なぜ反り腰になってしまうのか?
ではなぜ反り腰になってしまうのか?ですが、多くの原因が考えられます。
その中でも代表的な例をご紹介します。
①筋肉のアンバランスが原因
反り腰は、腰まわりの前後の筋肉の強さや硬さなどのバランスを崩してしまった場合に起こります。
具体的には腰を反る筋肉(背中の筋肉)がよく使われるために強く・硬くなり、反対に腹筋があまり使われなくなるために弱く・伸びた状態になることで、反り腰になってしまいます。
他にも骨盤周りや太ももの筋肉なども影響しますが、そちらは②でご説明致します。
②ハイヒールを履く事による骨盤の傾きが原因
ハイヒールのようなかかとが高い靴を履くと骨盤が前に傾き、その結果反り腰になります。
骨盤が前に傾くと体の重心が前にいきますが、それをカバーするために腰を反って重心を真ん中に保つためです。
そして、この状態を続けると、太ももの前の筋肉や股関節を曲げる筋肉は強くなり、太ももの後ろの筋肉やお尻の筋肉は弱くなります。
また、その他の足の筋肉のバランスも悪くなります。
これらが理由で反り腰になってしまうのです。
③妊娠後期・体重増加
妊娠後期ではお腹が大きくなる事で、それを支えようと体を後ろに反らしてしまいます。
その状態が続く事でも反り腰になってしまいます。
またこれと同じで急に体重が増加した場合、ぽっこりお腹になる事で体を反らしたような状態になり、反り腰の原因となります。
反り腰になっているかのチェック法
では、ご自身が反り腰になっているかを確認してみましょう。
①写真のように壁に後頭部・背中(肩甲骨辺り)・お尻・踵をつけるように立ちます。
②そのままの状態で壁と腰の隙間に手を開いた状態で入れてください。
③この時、壁と腰の隙間が手の厚み1枚分であればほぼ正常です。
④もし、それ以上の隙間がある方は反り腰の可能性が大きいです。
ご自身の腰はいかがでしたか?
もし、立ってできない場合は仰向けで寝た状態でも出来ますので、一度確認してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
腰痛は無いけど反り腰だった方は腰痛予備軍の可能性があります。
また、腰痛持ちで反り腰だった方は、反り腰のケアが必要かもしれません。
そんな方のために、次回は反り腰を改善させるためのストレッチ&筋トレをご紹介します。
最後までご覧いただき、ありがとうござました。
(監修:柔道整復師 鍼灸師 森川伸弥)
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