皆さんこんにちは。大阪府八尾市の陽だまり鍼灸整骨院 院長の森川です。
今回は育児中に起こりやすい、子供を抱っこした時に起こる親指の付け根の痛みについてお話しさせて頂きます。
このブログでは痛みの原因とまず行う対策をご紹介し、次回は自分で行えるセルフケアについてご紹介します。
子供の抱っこで起こる腱鞘炎とは
産後の悩みについてオムツメーカーで有名なユニチャームがアンケートを行ったところ
1番多かった悩みが「体の痛み」だったそうです。
産後は「腰痛」や「肩こり」を始め、多くの体の痛みが出てきます。
その中で、抱っこをした時に親指の付け根から手首の辺りが痛むといった症状でお悩みの方もおられると思います。
そういった症状の場合、多くは「腱鞘炎」になっていると考えられます。
産後の腱鞘炎の原因として
①子供を抱っこする時間が多く、抱っこによる筋肉への負担が原因で炎症を起こすして腱鞘炎になる。
②腱鞘炎は女性ホルモンとの関係も深く、産後にホルモンバランスが乱れていることも腱鞘炎の原因となります。
またそれらのダメージを回復させたくても、思うような休息が取れなかったり、夜泣きで寝不足が続くなどの疲労が溜まることも原因の一つになります。
親指の腱鞘炎セルフチェック
親指の腱鞘炎をチェックする方法にフィンケルシュタインテストというチェック方法があります。
今回はその方法をご紹介します。
①腕を伸ばした状態で親指を先に曲げてから、親指を巻き込むようにして他の指を握ります。
②そのまま、小指側に手首を曲げてください。
③この時に手首付近に痛みを感じたら腱鞘炎の疑いがあります。
今回ご紹介したフィンケルシュタインテストで痛みがあった場合は次に紹介する対策法をお試しください。
腱鞘炎が痛い時にまず行う対策
①アイシング
痛みのある部位は炎症が起こっています。
そこにアイシングを行ってください。
アイシングはビニール袋に氷を入れ、さらに少量の水を加えたものを用意して冷やすのがベストです。ただし、育児で忙しくて用意できないという場合はアイスノンを用意しておき、それを使用してください。
②安静
使用する事で炎症が起こるので安静にすると治りが早くなります。
ただ、育児に安静は不可能だと思います、、、そこで、腱鞘炎の負担を軽減する抱っこの仕方をご紹介します。
③腱鞘炎の時の抱っこの仕方
お子さんを抱っこする際に写真のように親指を上にして抱っこする事が多いと思います。腱鞘炎の時はこの方法で抱っこすると負担が大きくなってしまいます。
(写真は枕にて代用しております)
そこで、手のひらを上に向けるようにしてお子さんを抱っこするようにしてみてください。
そうする事で腱鞘炎への負担を軽減できます。
ただし、抱っこの際は手のひらを上にした方法ばかりをやってしまうと別の痛みを発生させる事がありますので、両方の抱っこの仕方を交互に行うようにしてください。
セルフチェックをして腱鞘炎の痛みがある時はまずこれらの方法で対策してみてください
まとめ
今回は育児中に起こりやすい親指の腱鞘炎についてご紹介しました。
次回は腱鞘炎の時に行えるセルフケアについてご紹介します。
是非そちらもご覧ください。
育児中の抱っこで起こる手首の腱鞘炎(親指側)。ストレッチとテーピングで行うセルフケアのご紹介
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
(監修:柔道整復師 鍼灸師 森川伸弥)
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