皆さんこんにちは。大阪府八尾市の陽だまり鍼灸整骨院 院長の森川です。
今回はかかとの後ろの痛みの原因と症状についてご紹介します。
急にかかとの後ろに痛みが出たけど何が原因なんだろう?といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。
かかとの後ろの痛みの正体
急にかかとの後ろが痛くなった、またはその周囲が痛み出した場合は「アキレス腱炎」「アキレス腱周囲炎」になっている可能性があります。
アキレス腱はふくらはぎにある「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」という筋肉がかかとに付着する手前で細くなり、筋肉から腱に変わった部分の事を言います。
このアキレス腱が下腿三頭筋の収縮をかかとのに伝えることで、つま先を下に向ける動きを行えるのです。
しかし、こういった動きが繰り返されたり、他の負担になる様な事が行われた結果、アキレス腱に炎症が起こり、その痛みがかかとの後ろに現れます。
これがアキレス腱炎になります。
では、アキレス腱炎はどの様な場合に起こってしまうのでしょうか。
そこで次にアキレス腱炎の原因についてご紹介します。
アキレス腱炎の原因
アキレス腱炎を発症する原因は様々ですが、主な原因をご紹介します。
1、過度な負荷
突然の激しい運動や長時間の運動によって、アキレス腱に過度の負荷がかかった結果、炎症が起こります。また、地面が硬い場所での運動や合わないシューズを使用する事でも負荷による炎症が起こります。
2、スポーツ活動
ジャンプや急激なダッシュ、長時間走り続けるなど、アキレス腱を多く使うスポーツで繰り返しの動作が行われることによって炎症が発生することがあります。
3、足の筋力の不足
足の筋力が不足している場合もアキレス腱に負担がかかりやすくなり、発症する事があります。
4、体重の増加
体重が重い場合は足の筋肉への負担が大きくなります。特に急激な体重増加では、体重に対して筋力が伴っていないため、発症する事が多くなります。
5、適切なウォーミングアップ不足
スポーツをする前に十分なウォーミングアップが行われないと、アキレス腱への負荷が増加し、炎症を引き起こす可能性が高まります。
6、扁平足
足裏の内側にある土踏まずの部分は、山の形をしたアーチというものがあります。
しかし、それが減少してしまうと扁平足と呼ばれる状態になります。
アーチには足を地面に着いた際の衝撃を吸収する役割がありますが、扁平足の場合、衝撃が吸収されず結果的にアキレス腱に負担をが掛かってしまい炎症が発生されます。
アキレス腱炎の症状
1、足首周辺の痛み
アキレス腱の付着部分やその周辺に痛みが生じることがあります。特に起床時や運動開始時・運動後に痛みを感じることが多いです。
2、腫れや赤み
炎症が進行すると、かかとの後ろに腫れや赤みが見られることがあります。
3、足首のこわばり
アキレス腱炎によって足首の動きが制限され、足を動かす際にこわばりを感じることがあります。
4、歩行困難
炎症が進行すると歩行に支障をきたすことがあります。特につま先を下にする動きに痛みが出るため、地面を蹴る動作で痛みが出やすいです。
アキレス腱炎と間違えやすい病気
1、踵骨(しょうこつ)疲労骨折
アキレス腱炎と同じような症状ですが、痛みの部分を押した場合はアキレス腱炎よりも痛みが強い傾向にあります。
2、シーバー病(セイバー病)
小学生までの子供がかかとを痛がる場合はこちらを疑います。
成長過程の子供はかかとの骨がまだ完全に出来上がってないため、骨端線(こったんせん)と呼ばれる軟骨組織が存在します。
その骨端線の部分に負担がかかり、炎症などが起こった状態です。
過度な運動を行っている場合は起こりやすい傾向にあります。
まとめ
今回はかかとの後ろに発生する痛みについてご紹介しました。
現在かかとの後ろに痛みがあり、これはなんだろうとお悩みの場合はぜひご紹介した症状と合うのかをお確かめ下さい。
そして、次回はアキレス腱炎のセルフケアをご紹介しますので、ぜひそちらもご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
(監修:柔道整復師 鍼灸師 森川伸弥)
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