皆さんこんにちは。大阪府八尾市の陽だまり鍼灸整骨院 院長の森川です。
今回は夏にプールや海にお出かけ予定の方に向けて知っていてほしい、ふくらはぎのこむら返りについてご紹介します。
これからの時期、プールや海にお出かけを予定されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
プールや海でこむら返りになる原因
普段はこむら返りを起こさないが、プールや海でこむら返りになった経験がある方も多いのではないでしょうか？
実は、プールや海に入ることで、通常よりもこむら返りになるリスクは高くなります。
なぜ、リスクが高くなるのでしょうか？まずはそちらを解説させて頂きます。
1、汗による水分・ミネラル不足
プールや海に入っていると、汗をかいている事に気付かすに過ごしてしまう事が多いです。
しかし炎天下で過ごしながら体を動かすということで、想像しているよりも発汗しています。
その結果、水分やミネラルの消失によってこむら返りのリスクが高まります。
2、長時間水に入る事による冷え
水中で過ごすことで、体の中から冷えてしまいます。
それによって血流が悪くなると筋肉が硬くなってしまい、こむら返りのリスクが高まります。
3、水中で動いた事による筋疲労
水中で体を動かすことは、陸上で体を動かすよりも水の抵抗があるため、運動量が多くなります。
その分、筋肉の疲労が溜まることで、こむら返りのリスクが高まります。
これら３つの理由がプールや海でのこむら返りなってしまう原因となります。
では次に、これらをふまえてプールや海でこむら返りにならない予防法をご紹介します。
こむら返りは事前の準備で予防を
1、前日は夜更かしせずに疲労を溜めないように
疲れがあると血流が悪くなったり前日の筋肉の疲労が溜まったままになってしまいます。
また、こむら返りだけでなく熱中症のリスクなども高くなりますので、プールや海に行く前日は夜更かししないようにしてください。
2、準備運動で体を温める
プールや海に入る前に体を温める準備運動を行なってください。
準備運動はラジオ体操やストレッチなど簡単なもので大丈夫です。
血流を良くして筋肉を柔らかくしておいてください。
3、適度に休憩
水分補給も兼ねて1時間に1度くらいはプールや海から出て休憩するようにしてください。
4、こまめに水分補給
水分補給は一度にたくさん行わず、こまめに行うようにしてください。
プールや海での飲み物はスポーツドリンクがおすすめです。
もしスポーツドリンクが無い場合はお水や麦茶でも良いですが、発汗でミネラルが排出されますので、食事などで塩分を摂るように意識してみてください。
お酒やコーヒー、ジュースなどは水分補給に適さないため気を付けてください。
こむら返りの痛みを緩和させる方法
もし、水中でこむら返りになってしまうとパニックになるかもしれません。
しかし、落ち着いてふくらはぎの筋肉を伸ばすことでこむら返りは治ります。
方法は手でつま先を膝の方向に向かって伸ばし、アキレス腱を伸ばすようにします。（写真の①方向）
もう片方の手でかかとを掴んで補助するようにかかとを矢印の方に伸ばすとより効果的です。（写真の②方向）
焦って痛みに苦しむのではなく、冷静にこむら返りの対処を行ってみてください。
そしてこむら返りが治っても、少し休憩をして様子を見るようにしてください。
まとめ
今回はプールや海でふくらはぎがこむら返りになる原因や予防法などをご紹介しました。
夏になるとプールや海に入って遊ぶ機会もあると思います。
目一杯遊ぶために事前の準備をしっかり行い、楽しい思い出にしてくださいね。
もし、海やプールに行く予定があるけどお体に不安のある方や、こむら返りをしてから痛みが続くという方は、是非当院にご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
（監修：柔道整復師 鍼灸師 森川伸弥）
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