皆さんこんにちは。大阪府八尾市の陽だまり鍼灸整骨院、院長の森川です。
先日、50代の女性が右手の中指と薬指の第一関節の痛みで来院されました。
寒くなるにつれ、このようなご相談が増えており、いずれも指の第一関節の変形による「へバーデン結節」が原因でした。
そこで今回は、指の第一関節の痛みの原因であるへバーデン結節についてご紹介します。
同じような症状にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
へバーデン結節とは
「へバーデン結節」とは、指の第一関節(指先に近い関節)にこぶのような膨らみや痛みが出る症状です。
50代以降の女性に多く見られ、関節の軟骨が擦り減ってしまう「変形性関節症」の一種とされています。
長年の関節の酷使や加齢、冷え、ホルモンバランスの変化が主な原因と考えられています。
症状としては、第一関節の痛みや腫れ、変形が起こり、指先が使いにくくなったり、見た目に変化が生じることもあります。
なお、関節リウマチも似た症状を示しますが、自己免疫の異常によるもののため、発生原因は異なります。
へバーデン結節は進行性のため、早期からの対策が大切です。
寒さでへバーデン結節の症状が悪化する原因
寒さがへバーデン結節の痛みを悪化させる理由として、以下のような要因が考えられます。
①血行不良
寒くなると血管が収縮し、血流が滞りがちです。
そのため、関節に栄養が届きにくくなり、痛みや腫れが増すことがあります。
②関節が硬直しやすい
気温が低いと筋肉や関節周りの組織が硬くなり、柔軟性が低下し、痛みを感じやすくなります。
③代謝の低下
加齢に伴い代謝が低下し、寒い時期には体温を維持しにくくなります。
これも冷えを招き、関節への負担を増やす原因の一つです。
冷えによるへバーデン結節の痛みを改善する方法
寒さで悪化するへバーデン結節の痛みを和らげるために、以下の改善方法を取り入れてみてください。
①指先の温め
温熱療法は、へバーデン結節による痛みを軽減する効果があります。
冷えや痛みがある場合は、お湯に手を浸したり、カイロで指先を温めると良いでしょう。
ただし、炎症がひどい場合は逆効果となることがあるため、温めて痛みが増す場合は冷やすようにしてください。
②ストレッチ
へバーデン結節の緩和には、指を伸ばすストレッチが効果的です。以下の方法で行ってみてください。
1、指を一本ずつ手の甲側に反らし、手のひら側の筋肉を伸ばします。
2、次に手のひら側に反らし、手の甲側の筋肉を伸ばします。
3、痛みがある指をそれぞれ20~30秒ずつ行いましょう。
③テーピング
指にかかる負担を減らすために、テーピングを活用するのも有効です。
痛む関節に1周半~2周程度、テープを巻くと安静を保てます。
日常生活で注意してほしいこと
へバーデン結節は、指に負担がかかる作業で痛みが増しやすいです。
手芸や編み物などの指を酷使する作業や、物を持つ、掴むなどの動作を行う場合は、時間を短くし、休憩をこまめに取るよう心がけましょう。
また、物を持つ際は、他の指や関節を併用するなど、負担を分散させる工夫も大切です。
これらの対策をしながら、治療院や医療機関でのケアも検討することで、早期の改善や痛み予防が期待できます。
気になる症状がある場合は、信頼できる治療院での相談もおすすめです。
まとめ
冷えによるへバーデン結節の痛みは、指の血流が不足することで悪化しやすくなります。
寒い季節には関節を温め、血行を促進するケアが重要です。
指先の温め、適切なストレッチ、テーピングを活用することで、痛みの軽減が期待できます。
気になる症状がある方は、早めに対策を取り、痛みの軽減を目指しましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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(監修:柔道整復師 鍼灸師 森川伸弥)
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