皆さんこんにちは。大阪府八尾市の陽だまり鍼灸整骨院 院長の森川です。
今回は腕を上げた時に出る肩の痛みについてお話しさせて頂きます。
五十肩について
「腕を上げようとしたら、肩が痛いんです」
「腕を後ろに回した時に肩が痛むんです」
「夜中に肩がうずいて痛いんです」
これらは五十肩の患者さんがよく言われる症状になります。
そもそも、五十肩とは正式な病名ではなく、肩の痛みや拘縮などが起こった場合に用いられる通称のようなものになります。
そういった症状が４０代で出た場合「四十肩」５０代に出た場合は「五十肩」と言われるだけで、中身は同じになります。
この五十肩でお悩みの方はとても多く感じます。
そこでまずは五十肩の原因からお話しさせて頂きます。
五十肩の原因
ではなぜ五十肩になるのでしょうか？
そもそも肩関節というものは色んな方向に動くため、関節の構造として骨と骨がガッチリ合わさってはいないのです。
肩関節
その変わりとして、筋肉や靭帯で関節を補強して腕を吊り下げている構造になっています。
そのため、使っていない状態でも腕を下に降ろした状態でも肩の筋肉が常に働いた状態になります。
それに加えて日頃から腕を動かす量と加齢が重なった時にいわゆる「五十肩」と言われる症状が起こります。
五十肩の治し方
五十肩には「急性期」「拘縮期」「回復期」と３つの段階を経過して回復します。
よく五十肩は回復するのに時間がかかると言われますが、この３つの段階を踏んで回復するため、時間が掛かるのです。
また、それぞれの時期でやるべき大事な事がありますので、それをご紹介します。
・急性期
急性期には炎症が起こると言われています。
この時期に無理に動かしてしまうといつまで経っても炎症が収まらず、それによって治りが悪くなります。
急性期にはとにかく安静にして頂くことが大事になります。
炎症が治るとズキズキするような痛みが出なくなりますので、そうなれば次の「拘縮期」に入った合図だと思って下さい。
・拘縮期
急性期では痛みが有ったため、腕を動かせる範囲が限られてしまいます。
これによって筋肉が硬くなってしまい拘縮を起こしてしまいます。
この時期には筋肉に柔軟性を持足せるために動かす事が大事になります。
無理のない範囲で少しずつ動かし、拘縮した筋肉を元の柔らかさに戻していきます。
・回復期
急性期から拘縮期にかけて肩を日常的に使う事が難しくなるため、肩周辺の筋肉は弱ってしまいます。
拘縮期で筋肉を柔らかくした後は、少しずつ筋力を回復させるトレーニングを行います。
トレーニングは弱いものから始め、ゆっくりと強度を上げるようにしていきます。
このように、「急性期」→「拘縮期」→「回復期」でそれぞれに適した流れで治していく事が治る近道になりますし、再発させないためにも大事になります。
「五十肩になってんやったら安静にしときや」や「五十肩は動かして治すんやで」など色んなアドバイスを周りから受けると思いますが、上で説明したことを意識して頂ければと思います。
実は五十肩治療に大事なこと
今までは一般的な五十肩の治療をご紹介しました。
ただ五十肩を治療しているなかで、体の歪みを治して姿勢を良くすることが回復を早めるためや、再発予防には有効だと感じております。
体の歪みがあることで姿勢が悪くなり、その状態で腕を使ってしまうと本来よりも肩への負担が大きくなり、それが五十肩の原因になることがあります。
少しでも早く治すために、そして再発させないためにも姿勢に気を付けることも大事になります。
まとめ
・急性期は安静に
・拘縮期では筋肉を柔軟に
・回復期では筋力を元の状態に戻す
・五十肩と同時に体の歪みを取る事が早く治すコツ
当院でも五十肩で来られる方は多いです。
痛みが強いため辛い症状になりますが、適切な治療を行うことで治ると感じております。
もし五十肩でお悩みの方は、近くの信頼できる治療院にご相談ください。
当院が近くの場合、少しでも早くご相談ください。
次回は当院に来られた五十肩にお悩みだった方の改善ストーリーをご紹介します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
（監修：柔道整復師 鍼灸師 森川伸弥）
陽だまり鍼灸整骨院のＬＩＮＥ公式アカウント
ご登録でご予約やお問合せが可能です
↓ ↓ ↓ ↓
《診療時間》
月・火・木・金 ８：３０～１２：３０ １６：００～２０：００
水・土 ８：３０～１３：００
日曜休診 祝日不定休（ホームページ内ブログにてお知らせ致します）
《料金》
６,６００円
初診・再診 ＋１,６５０円
再診は最終通院日より３カ月後から発生致します。
《予約電話番号》
０７２－９４１－７７２０（診療時間中のみ）
完全予約制
《住所》
大阪府八尾市教興寺５－１９８
