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こんにちは。大阪府八尾市の陽だまり鍼灸整骨院 院長の森川です。

今回は季節の変わり目に多くなるぎっくり腰についてお話しさせて頂きます。

季節の変わり目にぎっくり腰を経験した事がありませんか?

「朝、歯磨きをしていて体を起こした時に腰がズキっとなったんです」

「仕事で荷物を持ち上げた時に腰に痛みが走ったんです」

など、この時期にぎっくり腰で来られる患者さんが増えます。

よく、「冬みたいに寒い時の方がぎっくり腰って増えないんですか?」と聞かれる事がありますが、冬よりも春や秋の季節の変わり目にぎっくり腰になる方は増えます。

これは、季節の変わり目の温度変化が大きく関係しています。

季節の変わり目にぎっくり腰が起こりやすい理由とは

今の時期、朝晩と日中の温度差に加え、日毎の気温差もありますので体にとっては負担が大きくなります。

これは、朝晩の気温低下で血流が悪くなる事や、天気の移り変わりによる気圧の高低差によって、交感神経といった体が動く時に働く神経が活発になる事が多く、それに順応する為に体が負担を負った結果、疲労が蓄積されやすくなる事が原因です。

こういった要素が合わさって腰の負担が大きくなった結果、季節の変わり目にぎっくり腰が多くなるのです。

ぎっくり腰の正しい対処法

さて、ぎっくり腰になった時に自宅でどの様に対処すれば良いか分からない方も多いと思います。

そこで、今回はぎっくり腰になった時には安静が必要なのかと寝方はどんな姿勢が良いのかをご紹介します。

①ぎっくり腰は安静が必要?

一昔前までは、ぎっくり腰になった時は安静にしましょうと言われておりました。

しかし、最近の研究結果では「安静にしているよりも通常の日常生活の動きくらいは行った方が回復が早い」といった結果があります。

ですので安静にするのではなく、可能な限り通常の日常生活程度の動きは行って下さい。

ただし、痛みを我慢して無理に動くとか、仕事でいつも重い物を運んでいるからいつも通り同じ仕事内容を行うなど、明らかに腰に負担を伴う事は辞めて下さい。

あくまでも、可能な範囲での負担の少ない動きを行う事が大事です。

②ぎっくり腰の時の寝方

1、横向きで寝る

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横向きで寝る時は、写真の様に膝の間にクッションやバスタオルなどを挟んで寝る事で体が捻れる事を防げます。

また、少し体を丸めた姿勢の方が楽になる方が多いです。

2、膝を曲げて仰向けで寝る

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膝を曲げる事で腰への負担を軽減させる事が出来ます。

こちらも膝の下にクッションやバスタオルなどを入れて膝を曲げれる様にして下さい。

また、起き上がる際は体を横向きに変えてから起きる事で腰への負担を減らせます。

3、膝を伸ばして仰向け、うつ伏せは辞めましょう

膝を伸ばした仰向けは、体の構造上腰に体の重さが集中してしまい、寝ているだけで負担になってしまいます。

また、うつ伏せは起きる際に腰の筋肉を使うため痛みが伴います。場合によっては起きられなくなってしまいますので、辞めておく事が無難です。

まとめ

・季節の変わり目は寒暖差や気圧差によってぎっくり腰が誘発されやすい

・ぎっくり腰になった際は、無理のない範囲で体を動かす

・寝る時は横向きか膝を立てて仰向けで寝る

今回は季節の変わり目に起こりやすいぎっくり腰について対処法も含めてお話ししました。

次回はパート②として、ぎっくり腰の早期改善に向けて質問の多い「冷やす?温める?どっちが良いのか?コルセットは付けるべきか?」などについてお話しさせて頂きます。

(監修:柔道整復師 鍼灸師 森川伸弥)


 

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