皆さんこんにちは。大阪府八尾市の陽だまり鍼灸整骨院 院長の森川です。
今回は前回に引き続き腰痛シリーズとして、腰を後ろに反った時に腰が痛い場合についてお話しさせて頂きます。
前屈みで腰が痛い場合は前回のブログをご覧ください。
【腰痛シリーズ】前屈みで腰が痛い場合の原因とストレッチについて
もし体を後ろに反った時の腰痛でお悩みの方は、ぜひ今回のブログを最後までご覧ください。
体を後ろに反ると腰が痛い原因
単に体を反った時の腰痛といっても、多くの理由が考えられます。
反るといっても色んな部位の動きがあり、その中の一つでも異常があると腰痛を生み出す可能性があります。
そこで今回は異常が見られやすい部位とその対策をご紹介します。
①太ももの前の硬さ
太ももの前の筋肉の中には骨盤に着いているものもあります。
体を後ろに反る際に骨盤が後ろに倒れなくてはいけませんが、太ももの前の筋肉が硬いことで骨盤が後ろに倒れにくくなり、腰への負担が大きくなります。
その結果、腰痛を発症させてしまいます。
②腸腰筋（ちょうようきん）の硬さ
腸腰筋とは太ももと骨盤から腰に伸びている腸骨筋（ちょうこつきん）と大腰筋（だいようきん）の２つの筋肉の総称になります。
この筋肉は体を後ろに反った際に伸ばされる筋肉ですが、硬くなってしまうと腰を反る時に無理な姿勢になってしまいます。
その結果腰への負担が大きくなり腰痛を発症させてしまいます。
③腹筋の低下
腹筋が弱い事で腰痛になることもあります。
体を後ろに反る時に、一定の角度まで反ると腹筋の強さで反ることに抵抗を加える事ができます。
それが腹筋が弱いことで抵抗も弱くなり腰の関節に負担をかけた結果、腰痛を発症させてしまいます。
体を後ろに反ると腰が痛い時のストレッチ
①太ももの前のストレッチ
１、壁に向いて立ちます
２、片方の膝を曲げ、そちらの足を持って膝をさらに曲げます
３、太ももの前が引っ張られている感覚になれば、２０秒キープします
４、その後、反対も同じように行い終了です
②腸腰筋のストレッチ（右をストレッチする場合）
１、左足を前に、右足を後ろにして立ちます
２、そのままゆっくり体を落とし、右膝を床に着いた姿勢になります
３、体をゆっくり前に移動し、右の股関節の前に突っ張らせます
４、その後、体をゆっくり左に捻って更にストレッチを掛けます
５、そのままで２０秒キープします
６、反対も同じように行って終了です
③腹筋のトレーニング
１、仰向けで寝ます
２、膝を曲げ、腰の下に手を入れる
３、手を潰すようにお腹に力を入れる（力を入れる時に口から息をゆっくり吐きながら行う）
４、７秒間力を入れたら力を抜く
５、これを５回繰り返して終了です
※ストレッチとトレーニングは朝・昼・晩の１日３セットを目安に行ってください
※途中で腰に痛みを感じた際は中止してください
まとめ
今回は体を反った時の腰痛についてご紹介しました。
単に腰痛といっても色々な原因があります。
腰を反った際に腰の痛みだけでなく、脚に痺れが出る・力が入りにくいなど他の症状がある場合はすぐに専門家に診て頂きましょう。
また、ストレッチとトレーニングを３日続けても変化がない場合も受診をオススメします。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
（監修：柔道整復師 鍼灸師 森川伸弥）
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